日勤のみで働ける職場「デイサービス」

デイサービスってどんな施設？

デイサービスは通所施設の1つです。1日型や半日型で介護サービスを提供しているのが特徴で、宿泊サービスは行っていません。日帰りで利用するのが基本です。ご家族の代わりに日中の介護を行う、とイメージすればわかりやすいかもしれませんね。

施設によって仕事内容が異なる

デイサービスでは夜勤という働き方はありません。介護サービスの提供時間は朝から夕方までが基本です。
介護士の仕事は送迎者で利用者さんを迎えに行くところからはじまります。入浴介助や食事介助、排泄介助など利用者に必要な生活のサポートを行ったりするのは他の介護施設と同じですが、デイサービスならではの介護サービスであるレクリエーションも行っています。人と人との交流を通じて心身の健康を促し、身体機能を向上させることが目的なので企画や実施は介護士にとって大事な仕事の1つですよ。レクリエーションは毎日行っているので利用者さんが飽きないような企画を考えなければなりません。

デイサービスの種類

一口にデイサービスといっても人数やサービス内容で種類が異なります。1日の利用定員が26名以上のデイサービスを「大規模デイサービス」といいます。利用者さんの数が多いため、レクリエーションの規模も大きなものとなります。大人数でも楽しめる企画を考え、職員同士が連携しながらレクリエーションを実施することになるため、通常よりもひと工夫が必要です。それに対し、1日の利用定員が18名以下のデイサービスを「小規模デイサービス」といいます。人数が少ないのでアットホームな雰囲気となっています。
リハビリに特化したデイサービスもあります。利用者さんは大半の時間をリハビリや機能訓練をして過ごします。通常のデイサービスと異なるのは入浴介助や食事介助の機会が少ないこと。身体的な負担が少ないため、体力に自信のない人におすすめの職場ですよ。
認知症ケアに特化したデイサービスもあります。臨機応変に対応できるように1日の利用定員は12名以下と小規模なのが特徴です。認知症の進行を緩和するために生活のサポートを行ったり、レクリエーションや機能訓練を行ったりします。

資格は必要？

送迎も仕事の1つなので運転免許が必要です。また、入浴介助などの身体介護も行うため、介護職員初任者研修以上の資格が必要ですよ。業務の大半を占めているのがレクリエーションの企画と実施です。そのため、企画するのが好きな人やデイサービスの経験がある人は優遇される傾向があります。

やりがい

ほとんどのデイサービスでは1日のスケジュールが決められています。利用者さんの毎日の変化を身近で感じ取りながら生活のサポートができることに大きなやりがいを感じるでしょう。